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朝日劇場

2011年8月10日 水曜日

Pink Film Theater
Creative Commons License photo credit: Yuya Tamai

岐阜柳ケ瀬の西の端に朝日劇場という映画館がある。岐阜も郊外のシネコンが流行って、柳ケ瀬に映画を見に行くという習慣は廃れてしまったみたいだ。柳ケ瀬にたくさんあった映画館がいくつも潰れているのは寂しい。私も小中学生の頃は、夏休みや春休みになれば必ず母に連れられて柳ケ瀬に映画を見に行ったものだった。

夏休みになったので今年も家族向け映画がいくつも公開されているのだけれど、朝日劇場はピンク映画専門の映画館なので、夏休みだといっても家族連れが来るわけではない。私もまだ一度も入ったことはない。それなのに、何度もわざわざ映画館の前を通りがかったものだ。その妖しいポスターを横目に見ながら通りすぎるので精一杯なのは、知り合いに見つかった時のせめてもの言い訳のためだ。

朝日劇場は三本立てみたいだ。映画館で三本立てというのはノスタルジーを感じる大切な部分だと思う。ちなみに一時間の作品を三本で1700円らしい。flickr に幾つか写真をアップロードしてある。今回は団鬼六の作品はなかったけど、たいてい3つのうち一つは団鬼六が入っているということが多かったような気がする。この朝日劇場の前には白い「上映中!!」という看板が今もあって、常に変わらないものの安心感を与えてくれる。「今、ほとばしる快感、熱きエロスの衝撃!!」という文句も相変わらず眩しかった。

今度は勇気を振り絞って明るい時間帯に来てみよう。そうすれば本当に上映中だろうし、もっと面白いことがありそうな気がする。ちなみにこの近くにまさご座があるのだけど、その話は次に書こうと思う。

Stayin’ Alive

2011年2月18日 金曜日

サタデー・ナイト・フィーバーのオープニングはほんとうにかっこいいと思う。ビージーズのステイン・アライブが聞こえてきてトラボルタが歩き出すところなんて何度見てもワクワクする。

僕も毎朝、トラボルタの気分になって研究室まで歩いて行くのだけど、美人とすれ違うこともなければピザをほおばりながら歩くなんてこともなくて、共通点といえばせいぜい右手に荷物を持っているというくらいだ。だけど頭の中に大音量のステイン・アライブを流しているので気分はトラボルタそのものだ。

やっぱりみんな考えていることは一緒みたいだ。なぜかうれしい。心が通じ合える仲間を見つけたような気がする。特にかっこいいのがこの中学生達で、オリジナルに負けてない。こんな感じで、テーマソングを鳴らしてなりきりで通学すると毎日が楽しいのでオススメだ。

ゴースト ニューヨークの幻

2010年5月30日 日曜日

ついに手に入れてしまった。ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]。アマゾンでDVDDVD3枚3000円キャンペーンをやっていたので、きになっていたDVDから特に欲しい物を3つ選んで注文した。残りの二つはとりあえず秘密。キャンペーンがつづいているうちにDVDをまたDVD3枚3000円で注文しようか迷っている。

このところ気になって仕方がない陶芸家のイメージというのは実は20年間ずっと、この「ゴースト、ニューヨークの幻」のデミ・ムーアだった。正確にはこのYoutubeのシーンのデミ・ムーアだ。その後のデミ・ムーアがサイボーグ化したのは残念なのだけど、このゴーストの時は最高だと思う。忘れかけている人のために書き添えておくと、デミ・ムーアの恋人で銀行員を演じたのがパトリック・スウェイジ、インチキ霊媒師なのになぜかこの時だけインチキでなくなるのがウーピー・ゴールドバーグだ(パークではなかった)。

思いがけず2-ディスク構成のスペシャル・エディションが手に入った。このおまけのもう1枚の方では、視覚効果や映像効果についての舞台裏のことが細かいインタビューなども交えて説明されていたのが楽しかった。今だと何でもコンピューターグラフィックスを用いたり、あるいは3Dをつかったりするが流行なのだろうか。この映画が作られた頃というは今とは全く違って、今となっては使われていない技術が多くつかわれていた頃だそうで、その頃のいろいろな苦労が描かれていた。

私のDVDでの一番大きな収穫はこの「ゴースト、ニューヨークの幻」のストーリーを思い出すことができたということになるだろう。あまりにもアンチェインド・メロディの部分の印象が強すぎたせいでストーリーなんて全く忘れていた。だけど、少なくとも私にとってこの部分がこの映画の一番いいところなのだ。記憶に残るというのはいいという証拠だと思う。

それから、忘れてはならない「Ditto」というセリフも思い出して、いい気分になった。アメリカに行ったら必ず「Ditto」って使いたい。

九谷光仙窯

2010年3月9日 火曜日

九谷光仙窯
Creative Commons License photo credit: Yuya Tamai

愛情物語を見て、原田知世もいいけれど渡瀬恒彦もはもっといいと思った。こういうアイドル映画ではその相手となる俳優が大切だなのだろうな。それはさておき、映画の中で「あしながおじさん」の居場所を知りたい主人公が、プレゼントの花束の送り主であるあしながおじさんの住所を花屋から聞き出そうとするシーンがあった。その住所というのが渡瀬恒彦が働く九谷焼の窯元という設定だ。そこはどうやら実際に存在する九谷焼の窯元らしいということがわかったのでいってみることにした。

私が訪ねたのは九谷光仙窯というところだ。なかなかに広いところだった。予約をして行ったので見学もさせてもらえた。なかには九谷焼の歴史などの展示もあったし、いろいろと説明もしてもらえたので勉強になった。これまで上絵のことをなにも知らなかったので楽しかった。それにしてもあの原色の色鮮やかな九谷をあんなにたくさん見られたのはよかった。海外でも大人気という九谷の秘密が少しわかったような気がして嬉しかった。

絵付け体験コーナーがあったので、迷わず申込んだ。むずかしくてヘンテコになってしまった。青海波を書こうとしたのにグニャグニャになってしまい、まるで病気の金魚のウロコみたいなのだ。その湯のみもすでに完成して届いているので、そのうちにこのブログにアップしたいと思う。

目的のもう一つである映画の舞台をたずねるという目標も達せられた。原田知世がかばんを置き引きにあった路地も発見できたし、渡瀬恒彦がひいていたロクロの場所も確認できた。実際にその風景の中に自分が立ってみたり、撮影の当時の光景を想像したりしするのはなかなか楽しいものだ。また面白そうな映画を見つけてその場所を訪ねてみたい。

愛情物語

2010年2月26日 金曜日

愛情物語という映画を見てしまった。わたしはずっと、こういう映画は見てはいけないと考えていた。角川春樹だとか赤川次郎だとか、そういうのは何のポリシーも持たない連中が見るものだと長いこと信じていた。だけどいつごろからかそういうのこそ見た方がいいんじゃないのかという疑問が増してきた。キーワードひとつで選んでしまう今は、マイブームということだろう。

角川映画と言うのがまず、引っかかっていた。角川映画って一体なんなんだって聞かれても、うまく答えられる人は少ないだろう。だけど、角川映画ってああいうのだなとたいてい思い浮かべることはできる。「ああいうの」が好きになれなかったのに、今は大好きなのだ。不思議だ。角川春樹ってカッコいいとさえ思う。それから赤川次郎の小説と言うのも昔は好きになれない気がしていた。赤川次郎の小説そのものというより、赤川次郎の小説を読んでいるという人達が好きじゃなかった。クラスにかならずいる赤川次郎が好きな女の子って、自分とは決して話の合わない人たちだと思っていた。今更に好きになるというのはなぜだろう。

それでこの愛情物語では例のごとく原田知世が出てくる。話の途中で脈絡なくミュージカルシーンが始まる。こういうのもおもしろい、と思うようになってしまった。設定の一つ一つが飽き飽きとするもので以前なら耐えられなかっただろう。そんなベタの波状攻撃に耐えられるようになったのは自分自身の成長のおかげだと考えることにしている。